2011年12月12日月曜日

雄勝に行ってきました

 日曜日に石巻市雄勝に行ってきました。今回もohガッツの漁師さんのお手伝いです。約500kmの道のりですが、前回よりは近く感じました。雄勝の街もすっかり冬が来ていて、路面の一部は凍結していました。また漁師さんが言うには雪が積もることはあまりないそうです。

船首はかなりの難所
さて、前回は牡蠣の養殖のお手伝いをするつもりで伺って、ワカメの養殖のお手伝いでしたが、今回は牡蠣のお手伝いかと思いきや、漁船のペンキ塗りでした(笑)

船尾を気合いを入れて塗ります
漁師さんにとって漁船は手足のようなもので、船がないと海での作業が出来ません。特に雄勝のように沿岸地では津波ですべて流されてしまったので、中古の船をどこかからご寄付いただいて、それを使っているようです。

写真に写っている大きな船は、葉山で釣り船として使っていたものを譲りうけたそうです。それを海路で2日半!?かけて運びこんだとのことです。長年使っていたこともあり塗装が痛んでいたので、専用の塗料で塗り直しました(船は年に一度くらいのペースで塗装の塗り直しをするそうです)

船はかなりの高さがあります
初めて漁船を間近にみましたが、あまりの大きさにびっくり・・。またはしごを伝って甲板に上ってみるとその高さに驚きます。船が海に入っていると解りませんが、下から撮ると写真のような形をしています。

船首の部分は大きく反っているので力を入れて塗るのは一苦労です。最後の最後まで残った部分でした。最後に大きなはしごをかけて塗りきりました。

我々は仲間と4人で行ったのですが、白い部分だけで塗ってほぼ一日かかりました。専用の塗料をローラーにつけてガンガン伸ばして塗ります。しっかり伸ばさないと塗料が足りなくなるためかなり力が必要でした。おかげで朝起きたら全身筋肉痛・・。船の上から塗ったり、写真のように車の上から塗ったりと創意工夫でどうにかやりきりました。

昨日の雄勝の海は穏やかな一面を見せてくれました。澄んだ青い海には魚が戻り、栄養を含んだ海水が牡蠣やホタテ、ホヤ、ワカメなどを育ててくれます。震災以降濁っていた海の色が次第に戻ってきたそうです。大いなる海の力はすごいですね。

あの海の色をみるたび、雄勝の風に吹かれるたびに雄勝がどんどん好きになります。今回塗らせていただいた船が活躍する姿を見に、また来年も雄勝に通う予定です。



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